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90過ぎのふたり

子をほっぽらかして福岡に滞在。
ウチじゃ読まない「家庭画報」がホテルで読める。
婦人公論だの女性セブンだのは、趣味ではないので読まない。
情念や憎悪が一枚くるまれた感じの「家庭画報」がツボなのだ。

購入しない理由?
アレはページが多くて図鑑なみにでかい。あの重さでは角が凶器だからだ。
そのうえ古雑誌を処分するとき、このボリュームわずか3冊で心が折れる。

今朝はもう、3時半から「家庭画報」を読んでたから、である調だ。
やんわりとココロを包む文体には、一日ぐらい「休暇」を出す次第。
同時にいつものナーサリー(やさしいおかあさん)な一面にも休暇を出してある。
人間、使いっぱなしのパートがあると、老けるからな!

そんなわけで、傷ついた心を抱え、ケア文体を求めてさすらってる方は
このページ以外を読んでいただきたい。

この記事は、統合的な人格の別パートが執筆する。
今日の執筆担当は、文学と辛口を担当しているけいこの1パートであろう。
襟を正して読まなくてもいいが、いつもとは違うので心されよ。
記事が不評だったら、このパートの執筆担当は今回限りだ。
書きたい放題書いて、封印されそうだから、書きたい放題書いておこう。
もう死ぬときは、誰でも死に物狂いさ(笑)



さて。
70・80歳の”ひよっこ世代”が「若いってうらやましいわねえ」と言うたび
むっとしていた今日この頃。

(イヤ、私だって怒るんですよ?ニンゲンですから)

90-100歳すぎ世代に喝を入れられる機会はないと踏んで
はるか年下に甘えたこと言ってんだろ、ひよっこども。と
いつまでたっても上からなにか言われてたのがなくなって
ここぞとばかり野放図になった70-80歳世代に、心の中で叫ぶ毎日であった。

20代のころは、たらたら自慢話をしやがる全共闘世代に
「なーに言ってるんだ子育て失敗したくせに」と言い放って沈黙させていた私だ。
丸くなったものである。

年をとると辛抱という機能は退化し、かんしゃくを爆発させたりする。
その退化ぶりを眺めつつ、年下世代は自分の老いを準備するのだ。
明日はわが身。いずれそうなら前のめりに倒れて死ぬと決めている。

さてそれで。家庭画報はおもしろい。

雑誌が胡粉(ごふん)を紹介するので憮然と(に見えるよ!ごめんね!)
白い粉を指でまぜまぜしてる女館長とか

姑と母2人の介護に「正直わたしの気持ちがめげそうに」と言いつつ
元祖箱庭療法「盆石」で何か煮詰まったものをリリースしてる読者とか
(さすが家庭画報のお便り欄は、日本語表現が穏当だな!)

そんなものが出てくる。

染色家志村ふくみと、作家瀬戸内寂聴の対談はなかなかいい。
だいぶ長いがそのよさを紹介しておきたい。

瀬戸内「私が離婚したとき、子供を連れては出られなかったですよ。
(中略)(それで子供を連れに行って)ママは?と聞いたら、子どもが
「死んじゃった」っていうんですよね、それで、私、ああーっと思って、
どうしても連れ出せなかった。それは後悔しています」

志村「私は、二人の子どもをぐっと抱きかかえるようにして
出たと思うんですよ。そしたら、目の前が火の海、後ろは水、
どうしていいかわからない。絶体絶命でしたね。(中略)
私の養父母に預けて、親子別々に暮らしていました。
まずは私が仕事をしないと(後略)」


そう。
冬の桜の皮をはいで桜色を染めるという、木の奥底をすくいあげる仕事には
こういう背景があるのだ。


生き残った年寄りの価値は
現役世代が「こんなもん修羅場でもなんでもない!」と
自分のはまったねずみ穴で鬼になる必要があるときの糧にもなることである。
憲兵甘粕にリンチ殺害された伊藤野枝の話も久々に出てくる。
私は高校時代に日本史の後藤節正先生が読んでくれた
「野ーー枝、野ーー枝、野ーー枝の子!」という
遺された子供に向けられた子供らのはやし声が耳について離れない。
甘粕の孫の文章にも出会ったことがある。

傷を受けないようにするのが人生ではない。
傷を抱き込み一回りもふたまわりもでかくなるのが人生だというのに、
親どもよ、子供かわいさにラクをさせようと失伝していないか。


そうだ、私たち世代がもっともっとねずみ穴の中で凄惨にもがき生きなければ
子供や孫は、どこに慰めを見出したらいいのだ!

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走れ70、80のひよっこども!
走れおじさんおばさんども!
走れ痛さをさけつづける大人ども!

おまえらのみじめな生き方に、またまたうずたかく積んじゃったカルマに、
ひ孫たちが慰められる日が、きっとくる。
人間の傷の深さは、
人間のバカな生き方で癒されることもあるのだ。
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